|
東京都立三田高等学校学校経営計画
東京都立三田高等学校長
及 川 良 一
1 目指す学校
大正12年、本校は東京府立第六高等女学校として開設以来、全人教育の校訓の下で80余年の歴史を築いてきた。昭和25年、男女共学の新制東京都立三田高等学校となり、昭和52年、都立高校初の海外帰国生徒学級の設立、昭和60年、新留学制度の導入等、常に時代の先駆的役割を果たしつつ多くの有為な人材を世に送り出してきた。
本校は、今後も伝統を基調としつつ進取の気概をもって時代に挑戦し、生徒や保護者、都民の信託に応えるため、教育目標及び目指す生徒像、その実現に向けた基本方針を次のように定める。
(1)学校の教育目標=教養人・リーダー・開拓者の育成
総合的な人格の陶冶のもと、知識基盤社会化やグローバル化の進む現代社会にあって、いっそうの進展に主体的に参画し、課題解決に向け社会貢献できるよう以下の人材の育成をめざす。
ア 幅広くしなやかな知性と潤い豊かな感性を持つ教養人
イ 自主・創造の意欲と忍耐力・協調性との調和のとれた高い徳性を持つリーダー
ウ 自己を厳しく律しつつ、常に進取の気概を持って社会貢献できる開拓者
(2)目指す生徒像=自律・自学・チーム三田の力で高い志の進路実現
ア 品位ある生活態度と社会性を備えた生徒(自律)
イ 明確な目的意識をもって自ら学業に励む生徒(自学)
ウ 特別活動を通して学校への帰属意識を高め、進んで切磋琢磨する人間関係を築く生徒(チーム力)
(3)学校の教育目標を達成するための基本方針
ア 問題・課題の発見から解決に至る主体的な学びの深化を通し、真の個性・独創性の発現につながる質の高い学力を育む。
イ 体験活動、集団活動を通して、自主・自律の心や集団や社会の一員としての自覚に満ち、進んで社会に貢献しようとする精神を育成する。
ウ 自己理解を基調とするキャリア教育を推進し、チャレンジ精神に満ちた高い志の進路実現・自己実現を促す。
エ 国際理解教育を推進するとともに、わが国の伝統・文化に対する理解を促し、真の国際人・教養人を育成する。
2 中期的目標と方策
(1) 学習指導・生活指導・進路指導の一体化による進路実現
<目標=国公立大現役合格者数25名以上早慶上理MARCH現役合格者数200名以上>
@
基礎・基本の徹底から応用力、創造性へと「学び」が深化する学習指導の展開
<方策>
○
指導目標を高く設定し「鍛えて伸ばす」授業スタイルの確立
○
「外部模試・授業評価(定点観測)―授業改善―シラバス改訂」をサイクルとする目標管理型の学習指導の確立
○
学び方の指導の徹底と自学自習を促す予習・授業・復習サイクルの確立
A
国公立大学・難関私立大学への進学を可能にする進路指導の実施
<方策>
○
「課題研究」等の「主体的な学び」の仕組みの確立
○
サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(SPP)事業等の推進による理数教育の充実
○
国公立大学・難関私立大学への進学を可能にする新教育課程の編成
B
「時を守り、場を清め、礼を正す」生活指導の徹底による校内規律の確立と特別活動の活性化
<方策>
○
制服着用指導及び頭髪指導の徹底と品位ある「身だしなみ」を促す指導
○
遅刻防止、予鈴前集合、チャイム着席等授業規律の確立
○
HR活動や生徒会活動の活性化による自発的・自治的活動の奨励と校内規律の確立
○
部活動、学校行事の活性化による愛校心、所属意識の涵養
(2)「主体的な学び」を促す「三田の学び」の構築
<課題研究を中心とした主体的な学びの構築>
<方策>
○
2学年「総合的な学習の時間」への課題研究の導入
○
1学年「奉仕」と2学年「課題研究」との系統性の確立
○
国公立大学・難関私立大学への現役合格を可能にする新教育課程の検討
○
「Mノート」(学習・進路に関する自己管理ノート)作成による振り返り学習の確立
(3)戦略的な募集・広報活動の展開と安定的な入選倍率の確保
<一般入試倍率2.5倍以上の安定的確保>
<方策>
○
創立90周年を見据えた「三田高校の将来構想」の策定
○
塾を対象とした募集・広報活動の展開
3 今年度の取組目標と方策
(1) 教育活動の目標と方策
@<学習指導>基礎基本の徹底と学び方の指導による主体的な学びを促す学習指導の展開
<方策>
○
学習ガイダンス等学習方法を徹底し、定点観測、授業改善、シラバスの精度向上へとつらなる目標管理型の学習指導を行う。
○
調べ学習、課題解決学習、実技、実習、実験などの学習活動を重視し、生徒の主体的な学習参加を促し、レポート作成等の考察活動を通して論理的思考力や学習成果を適切に表現できる力の育成を図る。
○
計画的に宿題指導、予習を前提とした授業、小テストによる確認等により家庭学習時間の増を図るとともに、自学自習の習慣を身につけさせる。
○
シラバス「林窓」の精度の向上を図る。
A<進路指導>国公立大学・難関私立大学への進学を可能にする進学指導マネジメントの確立
<方策>
○
家庭学習習慣の確立、家庭学習時間確保に向け、きめ細かな指導を行う。
○
進路ガイダンス、進路講演会、キャンパス訪問、出前授業、卒業生懇談会等進路啓発行事を最適学年に配置し、一層の充実を図る。
○
長期休業日の補習・講習の内容や到達目標明示、組織的な講座編成により一層の充実を図る。
○
生徒による授業評価、生徒生活実態調査、外部模試等の結果に基づく進路検討会、模試検討会、校内研修を定点観測と位置づけ、生徒の実態に応じたきめ細かな進路指導に資する。
○
「進路の手引き」「合格への道」の充実と「Mノート」(学習・進路に関する自己管理ノート)の作成
B<生活指導>基本的な生活習慣の確立、品位在る身だしなみ指導、心身の健康の保持による生活規律、授業規律等校内規律の確立
<方策>
○
遅刻防止指導、頭髪指導、制服着用指導を教員の複数の目と声かけを通して行い、校内規律の確立を図り、学習・進路への集中力を高める。
○
校則遵守の指導を徹底し、規範意識や社会性を育む。
○
清掃や校内美化の指導を通して、自ら学習環境を整える態度、社会性や公共心の育成を図る。
○
心身の健康管理や食育等を通して、学力の基礎となる健全な生活習慣の確立を図る。
○
人権尊重の精神やいじめを許さない意識を育み、自他の相互理解の上にたった共生・協力の精神の涵養を図る。また、ネット社会における情報モラルの涵養を図る。
○
朝の立ち番指導、SHR時における声かけ指導や観察を通し、生徒の心身のわずかな変化も見逃すことなく生徒に接する。
C<特別活動>望ましい集団活動を通して集団や社会の一員としての自覚を深め、学校生活の充実・向上を図り、学校への所属意識や愛校心を醸成する指導
<方策>
○ HR活動、生徒会活動の活性化を通して、学校生活の改善、充実に向けた自治的活動を促し集団規律の向上を図る。
○
学校行事の一層の充実を図り、学校への帰属意識、愛校心の育成を図る。特に、体育祭、白珠祭の内容の充実、合唱祭の一層の演奏レベルの向上を図る。
○ 部活動の振興を通して、生徒の個性・特性を伸ばすとともに、切磋琢磨し合う人間関係を築く中で社会性、協調性の育成を図る。
○
教科「奉仕」やHR活動・生徒会活動におけるボランティア活動を通して、進んで社会に奉仕する精神の涵養を図る。
D<国際理解教育>帰国生徒・留学生受け入れの教育資源の活用と幅広い分野から人材招聘による国際理解教育を推進を通した生徒の国際性の涵養と進路意識の啓発
<方策>
○
取り出し授業、適切なクラス編成により帰国生徒の進路実現を図る。
○
帰国生徒・留学生の異文化体験を積極的に活用し、国際理解に資する取組みを行う。
○
精選・融合により進路指導・キャリア教育に資する国際理解の取り組みを推進する。
○
英語力の向上、第二外国語への興味・関心の喚起に向けた取り組みを行う。
(2) 学校運営上の目標と方策
@「三田教師道場」の充実
○
組織的、計画的な教員相互の授業見学の実施と授業改善に向けた具体化の取組
○
進学指導診断に基づく授業力の向上と組織的な授業改善の取組
○
中学校への出前授業、中学生による授業モニター、中学校教員との研究授業に基づく研究協議等、中高接続に関する研究
○
生徒による授業評価、模試分析、センター試験分析等を通した組織的な授業改善
A
経営企画室との連携による自習室の整備、図書館の整備・充実等学習環境の充実
B 危機管理対応を含む土曜授業日における校舎管理、学校公開・説明会等の適切な運営マニュアルの確立
C 教育相談体制の整備と心身の健康に関する校内研修の推進
D 進学指導に対応し、進路啓発図書、辞書・辞典、赤本等の充実及び第二閲覧室の整備等学校図書館の充実
(3) 重点目標の数値目標
|
区 分
|
項 目
|
21年度実績
|
22年度目標
|
|
生活指導
|
自律
|
遅刻者数(1日あたり)
|
44人
|
20人
|
|
頭髪指導件数(指導5回ののべ数)
|
276人
|
150人
|
|
長欠者(年間30日)
|
17人
|
9人
|
|
学習指導
|
自学
|
授業満足度(年間平均)
|
82,4%
|
85%(全科目70%以上)
|
|
補習・講習・個別指導満足度
|
60.6%
|
65%
|
|
家庭学習時間(2学期調査時点の目標時間(学年+1時間)比)
|
56%(1年49%:2年32%:3年89%)
|
65%
|
|
特別活動
|
チ|ム力
|
体育祭・白珠祭・合唱祭満足度
|
60.3%
|
65%
|
|
部活動満足度
|
46.6%
|
50%
|
|
進路実現
|
国公立大学現役合格者数
|
11人
|
20人
|
|
早慶上理MARCH現役合格者数
|
114(34/80)人
|
150人
|
|
入学者選抜
|
推薦入試
|
4.64
|
5.0
|
|
一般入試
|
2.22
|
2.5
|
平成22年度学校経営計画概念図
|
三田高キャリア教育
〜自律・自学・チーム三田の力で高い志の進路実現〜
|
|
自律性・社会性
|
早期の進路目標設定・
自学自習習慣
|
帰属意識・愛校心
|
|
社会的ルール・マナー遵守
|
総合学習
|
進路学習
|
国際理解教育
|
予習・復習の励行
学習計画
家庭学習時間確保
|
|
基本的生活習慣
|
授業規律・校内規律
|
遠足
|
合唱祭
|
部活動
|
|
品位ある身だしなみ(服装・頭髪)
|
修学旅行
|
白珠祭
|
|
時間厳守
|
奉仕
|
HR合宿
|
体育祭
|
|
挨拶励行
|
教科横断学習
|
教科学習
|
HR活動・学校行事
|
|
自律
|
自学
|
チーム力
(切磋琢磨)
|
|
@品位ある生活態度の身についた生徒
A社会的ルール・マナーを遵守する生徒
|
B予習・復習を励行する生徒
D早期・高次の目標設定をする生徒
|
Eホームルーム活動に積極的に参加する生徒
F行事・部活動に活発に取り組む生徒
|
|
目指す三田高生
|
学校経営報告
こちらより →
管理運営規定
こちらより →
運営連絡協議会
こちらより →
|